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「被害者は赤毛の女性ばかり」6〜11人を殺害した正体不明の殺害鬼…「レッドヘッド・マーダーズ事件」“犯人の特徴”とは?

『読んで震えろ!世界の未解決ミステリー』より #3

genre : ニュース, 社会

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 被害者は赤毛の女性ばかり…1978年10月から1992年にかけて赤毛の女性ばかりが殺害されたアメリカの「レッドヘッド・マーダーズ事件」。容疑者は見つかるものの、真犯人は未だ行方不明。この凶悪事件に残されたナゾとは? 鉄人社による新刊『読んで震えろ!世界の未解決ミステリー』より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む)

未解決事件「レッドヘッド・マーダーズ事件」の犯人とは? 写真はイメージ ©getty

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被害者は「赤毛の女性」ばかり

 1978年10月から1992年にかけてアメリカのテネシー州、アーカンソー州、ケンタッキー州、ミシシッピ州、ペンシルバニア州、ウェストバージニア州で赤毛(レッドヘッド)の女性ばかりが殺害される事件が起きた。遺体の多くは幹線道路沿いに遺棄されており、被害者はヒッチハイクをしたか、売春を行っていた可能性が高いとみられているが、犠牲者の数は6〜11人と曖昧で、事件が同一犯によるものか複数犯なのかもわかっていない。2024年1月現在、身元が判明しているのは次の5人である。

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◆リザ・ニコルズ(遺体発見当時28歳)…1984年9月16日、アーカンソー州ウェストメンフィスの近くの州間高速道路40号線沿いで絞殺体として見つかり、指紋により1985年6月に身元特定。一時期、フロリダ州に住む夫婦のもとに滞在していたことがわかっており、幹線道路沿いのトラックサービスエリアから出発した後に殺害された可能性があることから、ヒッチハイクを試みた際に殺害されたものとみられている。

◆ティーナ・ファーマー(同21歳)…1985年1月1日、テネシー州キャンベル郡ジェリコの州間高速道路75号線沿いの草むらで発見。死後約72時間経過しており、死因は絞殺だった。遺体は毛布にくるまっており、後に毛布に精液が付着していることが判明。また、死亡時、妊娠10週間から12週間だった。指紋から身元が特定されたのは2018年9月。1984年に失踪する前に娘が1人おり、家族から失踪届が出ていた。

◆ミシェル・インマン(同23歳)…1985年3月31日、テネシー州チーザム郡プレザントビューの州間高速道路24号沿いで発見。死後3ヶ月から5ヶ月が経過していたが、死因はわかっていない。被害者の大半が全裸だったのに対し、発見時、衣服を身につけていた。2023年7月、テネシー州身分証明書局の法医学的な遺伝系図調査により、身元はテネシー州ナッシュビルに住んでいたミシェルと判明した。