文春オンライン
憧れの“センチュリー”を買ってもクルマ熱は冷めず…セルシオ増車、「足用のミラジーノ」まで過激改造してしまった25歳会社員のヤバすぎる情熱

憧れの“センチュリー”を買ってもクルマ熱は冷めず…セルシオ増車、「足用のミラジーノ」まで過激改造してしまった25歳会社員のヤバすぎる情熱

刹那に懸けろ! カスタムカー百花繚乱 #2

2024/03/31
note

 酔狂者だらけの改造車オーナーのなかでも、「イベント展示」に懸ける者たちの情熱は尋常ではない。普段の利便性を犠牲にしてまで、一瞬のインパクトを追求するオーナーたちの実態に迫る!

 今回は、ミラジーノをカスタムする久保田さんをご紹介。

もともとはVIP系の車が好きで、センチュリーやセルシオも維持している

◆◆◆

ADVERTISEMENT

VIP系に惹かれ、「下駄車の軽」まで過激改造

 物心つく頃から車好きではあったのですが、はっきり目覚めたのは小学生のときですね。はじめて生でセンチュリーが走っているのを見て、その存在感に圧倒されたんですよ。

 それからは自然と高級車に惹かれるようになり、VIP系の雑誌なんかも見るようになりましたね。

レトロなルックスが人気のミラジーノ。外観をカスタムした車両は珍しい

 免許を取ってから、憧れだったセンチュリーを中古で買って、自分で弄るようになって。しばらくして別の車にも乗ってみたくなり、さらにセルシオを増車したんですよね。

 どちらも普段の足には少し不便なので、下駄車としてムーヴも買って……。ムーヴがダメになったので、代わりの足に買ったのがこのミラジーノなんです。なのでもともとは、ここまで弄るつもりはなかったんですけどね。

天井も自身で貼り替え、室内灯も加工している

 ただ自宅にガレージがあるので、メインの2台を弄るかたわら、ちょこちょここの車も弄ってはいたんですよ。VIPとは全然違いますけど、ジャンルを気にせず好きに弄るのも楽しくて、その流れでイベントに出してみたんですよね。

 でも、ノリで出したつもりが、賞を獲れないと意外と悔しくて。そこからどんどんエスカレートして、色々手を加えていくうちに、もう200万円くらいはかかっちゃってますね。「軽にそんなかけるなら、もっといい車乗れるじゃん」とも言われますけど、弄りはじめちゃったものは止められないですからね。

後席を取っ払いオーディオ用のスペースに

 結局この車はイベント用になって、今ではまた別の軽を普段の足にしています。なので全部で4台ですね。さすがに維持費は結構かかりますけど、そこまで生活を圧迫しているわけではないかな。

 カスタムは基本的に自分でやってしまうので、材料費とパーツ代くらいですし。仕事は普通に製造系の会社員をしていますが、無理なくやりくりできていると思いますね。

休日はいつも自宅ガレージで車弄りに勤しんでいる

 でもやっぱり、周りの同年代にはここまで車にお金と時間をかけている人はいないです。ただ、職場にチェイサーに乗っている後輩がいて、イベントにもよく一緒に出かけているので、寂しいとかはないですよ。

 あとは助手席に乗ってくれる彼女がいれば最高なんですけど、あまり周りに女性の知り合いもいなくて……。でも今は、将来ベントレーに乗れるよう貯金もしたいですし、まだまだ車一筋ですかね。

憧れの“センチュリー”を買ってもクルマ熱は冷めず…セルシオ増車、「足用のミラジーノ」まで過激改造してしまった25歳会社員のヤバすぎる情熱

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー

関連記事